【南アフリカ】ケープタウン留学 ムスリム家庭にホームステイ!

アフリカ留学体験記

私は1年間南アフリカのケープタウンに留学し、ムスリム家庭にホームステイをしていました。今回は南アフリカについて宗教や文化、そののホームステイの様子を紹介します!😉

南アフリカ留学を検討されている方、ぜひ気軽にコメントください~!

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南アフリカってどんな国?

南アフリカは最も多様な文化を持つ国のひとつです。人口約5500万人、多様な文化、宗教、出身、言語が共存。

広い国土と複雑な歴史により黒人、白人、カラード、アジア系で国家が形成され、アパルトヘイトの苦難の歴史を克服し、復讐ではなく和解を追求した南アの国民は敬意をもって「七色の国(レインボー・ネイション)」と呼ばれます。

実は11の言語が国の公用語と見なされています!(多くの人が英語+母語を話します🤩)英語は南アで最も一般的に話されている第2言語。

南アフリカでは人口の約80%がキリスト教を信仰、その他ヒンドゥー教、イスラム教(約1.5%)などが信仰されています。

南ア言語分布(Linguistic diversity map of South Africa,Adrian Frith)

南アフリカとイスラム教

キリスト教徒が8割を超える南アでなぜムスリム家庭でホームステイ?と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。

私がホームステイしていたのはケープタウンにある「ボ・カープ」という地区。カラフルな外壁の家が立ち並び、東南アジアやインド、アフリカにルーツを持つ人々が混ざり合って暮らしていることで知られています。

複雑な歴史を持つこの地区ですが簡略にするとかつてのオランダ統治時代にマレーシア・インドネシアなどのアジア諸国から労働者として連れてこられた人々(ケープマレー)の多くの子孫が暮らしています。

そのルーツからこの地区では多くの人がイスラム教を信仰し、南アフリカ最古のモスクもここに存在します。

ケープタウンがある西ケープ州には多くのムスリムの方が暮らしています😊

カラフルな家が立ち並ぶボーカップ地区

観光客にも人気のスポットです😊

ムスリム家庭でホームステイ?

私のステイ先もカラフルな家のひとつ!🏚ホストファミリーはケープマレー、イスラム教を信仰しています。

イスラム教”と聞いて思い浮かぶ事はどんなことでしょうか?

ヒジャブを身に着けている、特定の食品を口にしてはならない、礼拝をするこんな感じでしょうか。

  • イスラム教では豚肉アルコール飲料を口にすることを許されていません。そのためハウスルールで豚肉(ハムなどの加工食品も含む)、アルコール飲料を家に持ち込むことが禁止されています。

  • ホストシスターは外出するとき、家族以外の男性に会う時はヒジャブといわれる布で髪隠します、顔は隠しません。しかしヒジャブをいつ・どこまで身に着けるのかはかなり人によるようです。ホストシスターの一人は家の中でも黒いガウンを身に纏い庭先に出るときもヒジャブを必ず付けます。ホストマザーやその他のシスターは礼拝時にはヒジャブを身に着けますが外出時には私たちと変わらないような洋服(服装)で出かけます。

  • 家も周りには多くのモスクがあり、毎日モスクからアザーンといわれる「礼拝時間の呼びかけ」が流れてきます。ムスリムは1日5回の礼拝を毎日行います。礼拝時間は一定ではなく、日の出・日没の時間、太陽の位置によって礼拝時間は変化します。このアザーン実はかなりの大音量、早朝に目が覚めてしまう事もしばしば。

※私のホストファミリーはこんな感じです(人によって大きく異なります)

1ヵ月間の断食「ラマダン」

イスラム教のラマダンという習慣をご存じですか?

実は私が南アに到着した2022年の4月はラマダン期間中でした

ラマダンとはイスラム教徒の5行のひとつ「断食(サウム)」を行う月のこと。この期間に様々な欲望を抑え、自信の信仰を深めることが目的とされています。

ラマダン開始日は太陽暦の関係で毎年異なりますがその期間は30日間です。ちなみに、2023年は3月22日から4月21日までです。

  • 日の出から日没までの飲食が禁止(水分の摂取も禁止)
    • 日の出前に「スフール」、日没後に「イフタール」と呼ばれる食事をとります。
  • 喫煙、喧嘩、性行為の禁止
    • 自己鍛錬を目的とする
  • 神聖なラマダン期間はより服装に注意を払い胸元や手足が隠れる服を着用

※ムスリムにとって義務であるラマダンですが重病人や高齢者、妊婦や授乳中、生理中の女性は断食を行わなくても良いとされています。イスラム教では“血”は不浄とされているため生理中の女性はモスクに入ることはできない為、礼拝も免除となる。

コーランのイラスト
ヒジャブを付けたムスリムの女性のイラスト

ムスリム家庭にホームステイしてみて感じたこと

私はホストファミリーが大好きです:)!!

イスラム教と聞くと日本では「危ないんじゃないの?」そんな意見も耳にしますがホストは本当に心の温かい、慈悲深い人たちです。

大学でイスラムに関する授業を履修していたのでどんな宗教観を持ち、どんな生活をするのかある程度のことは理解していたつもりでした。

しかしムスリムの暮らしを同じ屋根の下で体験し、宗教が人生の軸となる人々の意見に触れ、その文化を肌で感じ講義室では理解しきれなかった細かな部分まで考えることができます。

ここで暮らしてみて1番に思うことは、日本がもっとイスラム教徒にとって暮らしやすい(ストレスフリーな)国になればいいなということ。

日本にはハラルフード(イスラム教で食べて良いとされるもの)を扱うお店は限られていますし、公共施設に礼拝室がある場所もまだまだ少ないです。

それに加えイスラム教徒へのネガティブな固定観念を持つ日本人は残念ながら少なくありません。宗教に関する正しい理解を持つことが相手を理解するうえで最低限必要な知識だと思います。

ホストファミリーがいつか日本に行きたいと話してくれた時に、”是非日本に来てもらいたい!“ ”日本の素晴らしい食文化や景色を体感してもらいたい!”と思ったと同時に今の日本は多様な宗教を受け入れる環境が整っていないと不安も覚えました。

日本のこの状況を打破するお手伝いがなにか私にもできたら素敵だなあと思う日々です。

※えっ!これもハラルフードじゃないのかと気づくことが多い毎日です😅実は日本からのお土産の1つにハイチュウをもって来ましたが原料のゼラチンは豚由来のためNG、日本の国民食カレーライス食べてもらいたいとカレールーを調達しましたがル―にもラード(豚油)ゼラチンが含まれ断念という経験が、、わたしもまだまだです😅

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